忍者ブログ
主に読書の感想にしか使ってないブログです。でも最近忙しすぎて読む暇が本当にない……。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 コンプレックス・デイズを読み終えました。
 感想を書く時間が遅くなったのは、まあ寝てしまったからとかそういう理由です。

 一番の感想はというと、
 でぃ、ディックがかっこいいーっ!
 その軽いけど、ポジティブ精神なところが素敵です。
 この人は今までぽつぽつと出て来て、なんだか意味不明な人だったんですけど(別にそれは今も変わらないけど)、気に入りました~。

 とにかく、レギオスはキャラクターが多いから、好きなキャラクターも多いんですよ。
 私は主人公のレイフォンが一番好きですが、ハイア好きだし、リンテンスさん好きですし……とりあえず、好きなキャラクターをあげるときりがないです。

 それにしても、2009年からアニメが始まるレギオスですけど、いったいどこで終わるんでしょうか。
 リーリンがツェルニに到着するぐらいまでかなー、と勝手に予想しているんですけど、何せアニメはストーリーー変更が多く見られるので、わかりませーん。

 さて、読んだ感想に戻りますけど、ぶっちゃけ言ってしまうと、
「い、意味がわからない……」
 の一言(笑。
 あまりにも複雑すぎる設定で、バラバラと出てくるためにわからないんです。なんとなく理解できるにはできるんですが、うーん、ちょっと纏まりがないなー、と感じます。
 レギオスの話自体はものすごく好きなのですが、ちょっとそういうところが残念に思えたりします。

 明日はレジェンド・オブ・レギオスの最終巻を読むので、それで少しは謎が解明される……かな?

拍手

PR

 電撃文庫から、時雨沢恵一先生の、「メグとセロンⅢ ウレリックスの憂鬱」です。

 発売当初すぐに買って最初の70ページくらいを読んだあとに、なぜかベッドの脇に置いておいたら存在を忘れていたものです。どんだけ忘れっぽいんだ、私。
 とりあえず、一番最初の感想は「セロン~」でした(何。
 ヘタレなんだか、かっこいいんだかわからないお坊ちゃんです。
 リリトレシリーズのトレイズは確実にヘタレ王子でしたけど、このセロンは……ちょっと難しい。

 関連して、メグセロシリーズとリリトレシリーズ、を比較してみると……
 リリアはかっこかわいい。トレイズは自他共に認めるヘタレだけど、いざという時に役に立つ。
 メグは天真爛漫なかわいいお嬢さま。セロンは読書家のかっこいい(?)坊ちゃんです。

 ……みんな特徴が違うんだねー。

 最初のうち、リリトレの続き出ろよ、とか思いましたが、読んでみるとメグセロシリーズも面白いです。
 今回の話「ウレリックスの憂鬱」はさすが推理小説オタクのセロンは、“五十の蜂”の答えを最後に出していました。私は推理に向かない人間なので、本気で尊敬できました。

 ところで、この「ウレリックスの憂鬱」は、実は時雨沢先生の他作品である「キノの旅」の何巻だったかに名前だけ登場しているらしいです。
 とにかく、時雨沢先生は芸が細かい。
 メグセロシリーズにおいて、主人公であるセロンは初登場かと思っていたら、実はリリトレシリーズにちらっと名前だけ一度登場していましたし……。
 構成力があるんだなー、と感心した一作です。

 今日はこれで終わり。
 文章の支離滅裂は無視してやって下さい。

 

拍手

 京都の老舗旅館「柊屋」で六十年の間、仲居をやっていた田口八重さんの随筆です。

 仲居となったいきさつから始まり、柊屋に訪れる様々なお客さんとの思い出が徒然に語られているお話ですが、読んでいて仲居という仕事がどれほど大変なものなのか知りました。
 実は私は旅館なる場所に行ったことがあるのは、十八年の記憶にある限りでは、二年前に一度行ったことがあるだけなのです。その際に初めて仲居さんというお仕事を知り、旅館では食事を各部屋で取るということを知りました(無知。
 その時は挨拶やお客の接待って大変なんだろうなー、とぼんやりとしか感じていなかったのですが、今日この本を読んで、仲居さんの仕事はそれほど甘いものではないとわかりました。
 お茶や食事などはもちろんのこと、部屋の出入りからすべてに気を遣わなければならない仕事だし、お客さんの性格や場の空気を読み取って、行動をしなければならないから尋常の神経では努めないお仕事です。

 そんな中で出会っていく、多くのお客さんとの思い出は宝物のようにすばらしいものなのでしょう。
 たとえば、有名な人では私の好きな作家でもある川端康成。
 「古都」執筆の際には長い間居るからと別の旅館で過ごしていたらしいのですが、それ以外は川端康成はいつも「柊屋」に泊まっていたんだそうです。
 「古都」の主人公である千恵子は京都の人ですので、無論京弁であり、その際のモデルはもしかしたら八重さんも含まれていたのではないかと勝手に憶測しています。
 八重さんの語るお話から、川端康成はこんな人物像だったのだなと知ると、彼の作品もまた違った視点で見られるように思えます。

(「柊屋」には三島由紀夫も来たそうですが、八重さんから見た感じではちょっと昔の武士のような人だったそうです。だから、割腹自殺なんてしてしまったのしょうか……)

 改めて思うに、小説家の、それものちに文豪と言われるような方々は感受性が並ではないゆえに、自殺を選ぶ方が多いのではないかと思います。
 世の中を儚んでみたり、絶望してみたり……自分の才の限界を感じてみたり……。
 感受性豊かであっても、ポジティブ思考でなければ、小説家はやっていけないのかもしれません。
 もちろん、「柊屋」にはそういったポジティブ思考の作家さんも幾人かいらしたそうですが……。

 八重さんは、「柊屋」は出会いの場であり、また学びの場であったとこの本の中で語っていらっしゃいます。
 私にもそんな場所はあるかなー、と考えると、まあ通っている学校がそうかもしれません(笑。

 色々学ぶことが多かった一冊です。
 なんだか纏まりのない感想ですが、とりあえずこれで終わり。明日、倫理の先生にご本をお返しします。

拍手

 迷惑なことに、長い間ユリに借りていた灰谷健次郎作「兎の眼」を本日読み終えました(そして、今日返した。

 最初はグロテスクな描写があって、若干うわっと思ったところもあったのですが、読んでいるうちに小谷先生の一生懸命さに共感を覚えるようになりました。子供を教えるのに先生方も苦労しているんだな、と違うところでしみじみと思ったりとか……(笑。
 なんか教頭先生側(っていうのかな?)の発言とか行動を見ていると、今の日本の教育委員会はまさにそれだと思います。どこか第三者的で、一人一人の意識が薄く、自分良ければ他は関係ない、というところとか。もちろん、すべてがそうだという訳でもなく、中にはそれこそ小谷先生や足立先生のような方もいらっしゃるかと思います。けれど、日本の教育が落ちているのはあきらかだし、最近は汚職の話とかが多いのも事実です(日教組問題はちょっと違いますけど。

 日本の教育はこれでいいのかよ、と考えるのは私だけでしょうか。
 私の世代はいわゆる「ゆとり教育」最後の世代ですけど、ゆとりとかそれ以前に日本の教育の根本を変えなければ何もならないんではないかと思います。……まあ、偉そうに言っていても、良案があるのかと問われるとないというのがくやしいところですが……。「責難は成事にあらず」を学ばなければなりません(苦笑。

 時に、どうして、こうなってしまったんだろう、と疑問を持ちます。
 アメリカナイズが影響しているのは……否めませんし、下手に豊かすぎるのも問題なんでしょうか。

 そう考えて他のことを連想すると、たとえば日本は本当に水に恵まれている国だと思います。
 私は高一の時に学校の海外研修でオーストラリアに行ったのですが、日本と違ってオーストラリアは水が不足している国なので、一日の水の量がタンクに入れられて制限されているんです。下手に使い切ってしまったら、その日中は水を使えなくなってしまうので、だからお風呂などは海外研修旅行会社から時間制限を受けました。
 最高で十分、と。
 ぶっちゃけ、かなりきつかった(笑。
 まず、私がオーストラリアに行ったのは夏休みだったので、南半球にあるあちらは冬です。お風呂場は寒く、お湯を出しっぱなしにしておかないと、凍え死にます。ですので、ものすごいスピードで体を洗わなければいけなかったんです。毎日髪の毛を洗うのなんてとんでもない、二日に一回でもとんでもない、四日に一度ぐらいしか洗えませんでした(汚いとか言わないで。
 だいたい向こうの人は三日に一回ぐらいしかお風呂に入っていなかったので、毎日浴びさせてもらっているだけでとても悪い気がしました。
 さらに、オーストラリアの水事情は茶碗洗いにも影響が……。
 まず、流しの排水溝に蓋をします。そこに水を出してたっぷりと溜めながら石鹸を入れて泡立てます。そして、茶碗をその中に落としていってスポンジで洗い、水がぼたぼたと垂れているその茶碗を布巾で拭いて、はい終了。
 あれを見た時、本当に日本は豊かだと思いました。水だしっぱなしで洗ってますよ、日本……みたいな。

 ……なんか今記事を読み直したら、ものすごく話題がずれていたので戻します。

 とりあえず、灰谷健次郎さんのこの「兎の眼」はひとつの事柄から色々と物事を想起させることのできる作品です。無論、とてもいい作品です。日本の韓国併合の実情とかも描かれているし……。
 まあ、足立先生のようにハンストはできません(笑。

 ちょっと長くなってしまったので今日はこれまで。
 私のくだらない持論に付き合って下さり、ありがとうございます。

拍手

 今日更新したあとにもう一度、掲載分を読み直したら、まさかの二重表現を発見して、こっそり直しました。
 「終結に終わった」とか……どんなだよ。
 まあ、この間オフで書いているほうでは五十年戦争が、三十年戦争になっているという馬鹿な事態もありましたがね(世界史と混同。

 さて、タイトルの本は、一年ほど前に買った代物です。
 中世から近代まで、有名なお姫様や王妃、女王を簡単に知るには一番の本です。
 個人的に、私はシシィが好きなんですけれど、あの人は暗殺されちゃうから悲しい……。
 ヴィクトリア女王は、えーっとえーっと、ビフォアフターがすごいですね(汗。

 そんなにマニアックな本ではないので、興味のある方は近くの書店でご覧ください。

拍手

前のページ HOME 次のページ
photo by 七ツ森  /  material by 素材のかけら
忍者ブログ [PR]
カウンター
カレンダー
09 2025/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
稿 累華
年齢:
35
性別:
女性
誕生日:
1990/10/06
職業:
大学生
趣味:
読書・執筆作業・芸術鑑賞
自己紹介:
現在都内の大学に通う大学一年生。一年の時点では教養課程なので専攻はないけど、二年になったら心理学コースに進む予定。
英語はそれなりに読んだり聞いたりして理解できるけど、喋るのはあまり得意ではなかったり。第二外国語ではフランス語、第三外国語ではラテン語を学習中。
将来的には作家になりたいので、創作の肥やしにするために色んなものを聞いたり見たり読んだりして経験値を増やそうと日々奮闘してます。

くわしいプロフィールは下のURLから。
http://pr2.cgiboy.com/S/2401908
最新コメント
[05/23 ギニア3世]
[12/02 早紀]
[07/22 累華]
[07/20 密架]
[06/25 累華]
最新記事
最新トラックバック
バーコード
ブログ内検索
フリーエリア