迷惑なことに、長い間ユリに借りていた灰谷健次郎作「兎の眼」を本日読み終えました(そして、今日返した。
最初はグロテスクな描写があって、若干うわっと思ったところもあったのですが、読んでいるうちに小谷先生の一生懸命さに共感を覚えるようになりました。子供を教えるのに先生方も苦労しているんだな、と違うところでしみじみと思ったりとか……(笑。
なんか教頭先生側(っていうのかな?)の発言とか行動を見ていると、今の日本の教育委員会はまさにそれだと思います。どこか第三者的で、一人一人の意識が薄く、自分良ければ他は関係ない、というところとか。もちろん、すべてがそうだという訳でもなく、中にはそれこそ小谷先生や足立先生のような方もいらっしゃるかと思います。けれど、日本の教育が落ちているのはあきらかだし、最近は汚職の話とかが多いのも事実です(日教組問題はちょっと違いますけど。
日本の教育はこれでいいのかよ、と考えるのは私だけでしょうか。
私の世代はいわゆる「ゆとり教育」最後の世代ですけど、ゆとりとかそれ以前に日本の教育の根本を変えなければ何もならないんではないかと思います。……まあ、偉そうに言っていても、良案があるのかと問われるとないというのがくやしいところですが……。「責難は成事にあらず」を学ばなければなりません(苦笑。
時に、どうして、こうなってしまったんだろう、と疑問を持ちます。
アメリカナイズが影響しているのは……否めませんし、下手に豊かすぎるのも問題なんでしょうか。
そう考えて他のことを連想すると、たとえば日本は本当に水に恵まれている国だと思います。
私は高一の時に学校の海外研修でオーストラリアに行ったのですが、日本と違ってオーストラリアは水が不足している国なので、一日の水の量がタンクに入れられて制限されているんです。下手に使い切ってしまったら、その日中は水を使えなくなってしまうので、だからお風呂などは海外研修旅行会社から時間制限を受けました。
最高で十分、と。
ぶっちゃけ、かなりきつかった(笑。
まず、私がオーストラリアに行ったのは夏休みだったので、南半球にあるあちらは冬です。お風呂場は寒く、お湯を出しっぱなしにしておかないと、凍え死にます。ですので、ものすごいスピードで体を洗わなければいけなかったんです。毎日髪の毛を洗うのなんてとんでもない、二日に一回でもとんでもない、四日に一度ぐらいしか洗えませんでした(汚いとか言わないで。
だいたい向こうの人は三日に一回ぐらいしかお風呂に入っていなかったので、毎日浴びさせてもらっているだけでとても悪い気がしました。
さらに、オーストラリアの水事情は茶碗洗いにも影響が……。
まず、流しの排水溝に蓋をします。そこに水を出してたっぷりと溜めながら石鹸を入れて泡立てます。そして、茶碗をその中に落としていってスポンジで洗い、水がぼたぼたと垂れているその茶碗を布巾で拭いて、はい終了。
あれを見た時、本当に日本は豊かだと思いました。水だしっぱなしで洗ってますよ、日本……みたいな。
……なんか今記事を読み直したら、ものすごく話題がずれていたので戻します。
とりあえず、灰谷健次郎さんのこの「兎の眼」はひとつの事柄から色々と物事を想起させることのできる作品です。無論、とてもいい作品です。日本の韓国併合の実情とかも描かれているし……。
まあ、足立先生のようにハンストはできません(笑。
ちょっと長くなってしまったので今日はこれまで。
私のくだらない持論に付き合って下さり、ありがとうございます。
最初はグロテスクな描写があって、若干うわっと思ったところもあったのですが、読んでいるうちに小谷先生の一生懸命さに共感を覚えるようになりました。子供を教えるのに先生方も苦労しているんだな、と違うところでしみじみと思ったりとか……(笑。
なんか教頭先生側(っていうのかな?)の発言とか行動を見ていると、今の日本の教育委員会はまさにそれだと思います。どこか第三者的で、一人一人の意識が薄く、自分良ければ他は関係ない、というところとか。もちろん、すべてがそうだという訳でもなく、中にはそれこそ小谷先生や足立先生のような方もいらっしゃるかと思います。けれど、日本の教育が落ちているのはあきらかだし、最近は汚職の話とかが多いのも事実です(日教組問題はちょっと違いますけど。
日本の教育はこれでいいのかよ、と考えるのは私だけでしょうか。
私の世代はいわゆる「ゆとり教育」最後の世代ですけど、ゆとりとかそれ以前に日本の教育の根本を変えなければ何もならないんではないかと思います。……まあ、偉そうに言っていても、良案があるのかと問われるとないというのがくやしいところですが……。「責難は成事にあらず」を学ばなければなりません(苦笑。
時に、どうして、こうなってしまったんだろう、と疑問を持ちます。
アメリカナイズが影響しているのは……否めませんし、下手に豊かすぎるのも問題なんでしょうか。
そう考えて他のことを連想すると、たとえば日本は本当に水に恵まれている国だと思います。
私は高一の時に学校の海外研修でオーストラリアに行ったのですが、日本と違ってオーストラリアは水が不足している国なので、一日の水の量がタンクに入れられて制限されているんです。下手に使い切ってしまったら、その日中は水を使えなくなってしまうので、だからお風呂などは海外研修旅行会社から時間制限を受けました。
最高で十分、と。
ぶっちゃけ、かなりきつかった(笑。
まず、私がオーストラリアに行ったのは夏休みだったので、南半球にあるあちらは冬です。お風呂場は寒く、お湯を出しっぱなしにしておかないと、凍え死にます。ですので、ものすごいスピードで体を洗わなければいけなかったんです。毎日髪の毛を洗うのなんてとんでもない、二日に一回でもとんでもない、四日に一度ぐらいしか洗えませんでした(汚いとか言わないで。
だいたい向こうの人は三日に一回ぐらいしかお風呂に入っていなかったので、毎日浴びさせてもらっているだけでとても悪い気がしました。
さらに、オーストラリアの水事情は茶碗洗いにも影響が……。
まず、流しの排水溝に蓋をします。そこに水を出してたっぷりと溜めながら石鹸を入れて泡立てます。そして、茶碗をその中に落としていってスポンジで洗い、水がぼたぼたと垂れているその茶碗を布巾で拭いて、はい終了。
あれを見た時、本当に日本は豊かだと思いました。水だしっぱなしで洗ってますよ、日本……みたいな。
……なんか今記事を読み直したら、ものすごく話題がずれていたので戻します。
とりあえず、灰谷健次郎さんのこの「兎の眼」はひとつの事柄から色々と物事を想起させることのできる作品です。無論、とてもいい作品です。日本の韓国併合の実情とかも描かれているし……。
まあ、足立先生のようにハンストはできません(笑。
ちょっと長くなってしまったので今日はこれまで。
私のくだらない持論に付き合って下さり、ありがとうございます。
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プロフィール
HN:
稿 累華
年齢:
34
HP:
性別:
女性
誕生日:
1990/10/06
職業:
大学生
趣味:
読書・執筆作業・芸術鑑賞
自己紹介:
現在都内の大学に通う大学一年生。一年の時点では教養課程なので専攻はないけど、二年になったら心理学コースに進む予定。
英語はそれなりに読んだり聞いたりして理解できるけど、喋るのはあまり得意ではなかったり。第二外国語ではフランス語、第三外国語ではラテン語を学習中。
将来的には作家になりたいので、創作の肥やしにするために色んなものを聞いたり見たり読んだりして経験値を増やそうと日々奮闘してます。
くわしいプロフィールは下のURLから。
http://pr2.cgiboy.com/S/2401908
英語はそれなりに読んだり聞いたりして理解できるけど、喋るのはあまり得意ではなかったり。第二外国語ではフランス語、第三外国語ではラテン語を学習中。
将来的には作家になりたいので、創作の肥やしにするために色んなものを聞いたり見たり読んだりして経験値を増やそうと日々奮闘してます。
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