受験が終わるまで本を読むつもりはなかったんですけど、風邪を引いている間に読んでしまった一冊。
ついでに言えば、今年初めて読んだ一冊。
んー、なんだろう……甲田先生の文章は参考になるし面白いし表現も好きだったりするんですけど、ホラーというかグロテスクなところというか、その辺の文章表現が最近は固定化しつつあるな、と感じています。
ストーリー構成は上手いし、キャラクターそれぞれの性格とか、緻密で素晴らしいんですけど、救いようがないっていうのがどうもアレだなー、と。
甲田先生のデビュー作「Missing」がすごすぎちゃったので、ちょっとこの作品は負けてしまっているかも、と感じます。話は好きですけどね……。
けれど、今回の話は……まさかのオチでした(私的には。
ちょっとうるっときてしまったりとかありましたが、実際あったらかなり怖い話です。
夜に読むのはオススメできません。