忍者ブログ
主に読書の感想にしか使ってないブログです。でも最近忙しすぎて読む暇が本当にない……。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 最終巻である「レギオス顕現」をついさっき読み終えました。
 鋼殻のレギオスに至るまでの、どうしてレギオスができあがったかというお話です。

 一巻の「リグザリオ洗礼」を読んだ時は、まったく「鋼殻~」のほうとの接点が感じられなかったんですけど、最終巻だけあってちゃんとレギオスが顕現されました(笑。

 思うに、レジェンドシリーズはグロい。
 レギオス本編のほうはそうでもないのに(学園ものだから殺生があったらまずいんだけどね)、やたらとグロテスクな描写が多く見られるのです。
 主人公のアインの能力そのものが異質で、右目に十字が刻まれていて、その右目を見たら自分が十字の刻まれた眼球に成り果てるというもの(ディックに言わせれば、単なる象徴でしかないらしい。
 ヒロインであるサヤなんかは、今回の間の初めのほうでばらばらというか……ミキサーにかけられたらしいですし……。
 本当に同じ雨木先生が書いているのかってくらい、レギオス本編とレジェンドシリーズには差異があります。

 終わり方は……これはトゥルーエンドかな、と思いました。
 しっくりくるようでこないような、なんとも曖昧な感じです。
 これはもしかして、のちのちレギオス本編とリンクするのでしょうか。前回、本編のほうでちらっとサヤらしき人物が出てきたのですが……、謎です。

 レジェンドシリーズに出てくる、絶縁空間について色々と考えていたのですが、私の場合入ってすぐに自我が崩壊して世界に取り込まれるな、と思います(笑。
 絶縁空間を作り出しているオーロラ粒子が、自分の奥底の欲望を現実として叶える代わりに、その欲望の矛盾によって自分の世界が崩壊するというものですから、並大抵の神経では堪えられない。堪えることができるのは自分の内を覗き込もうとするオーロラ粒子を跳ね除けるだけの、強い意志が必要だというのですから、私にはそんなものがあるのかというと、ないかなー、というのが正直な心内です。
 憶測になってしまうけど、それだけ強い意志があろうとなかろうと、人間の心っていうのは、つまるところ矛盾だらけ危ういものだということです。矛盾のない人間なんてありえないということです。
 そう考えると、この世の中の矛盾が少しだけ理解できたり……。

 自分を試す意味で、絶縁空間にダイブするのはいいかもしれませんけど、取り込まれるのも、戻って来て異民化するのも嫌だなー(苦笑。

拍手

PR
この記事にコメントする
color
name
subject
mail
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
伊豆の踊り子。 HOME 鋼殻のレギオスⅩ
photo by 七ツ森  /  material by 素材のかけら
忍者ブログ [PR]
カウンター
カレンダー
08 2025/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
HN:
稿 累華
年齢:
34
性別:
女性
誕生日:
1990/10/06
職業:
大学生
趣味:
読書・執筆作業・芸術鑑賞
自己紹介:
現在都内の大学に通う大学一年生。一年の時点では教養課程なので専攻はないけど、二年になったら心理学コースに進む予定。
英語はそれなりに読んだり聞いたりして理解できるけど、喋るのはあまり得意ではなかったり。第二外国語ではフランス語、第三外国語ではラテン語を学習中。
将来的には作家になりたいので、創作の肥やしにするために色んなものを聞いたり見たり読んだりして経験値を増やそうと日々奮闘してます。

くわしいプロフィールは下のURLから。
http://pr2.cgiboy.com/S/2401908
最新コメント
[05/23 ギニア3世]
[12/02 早紀]
[07/22 累華]
[07/20 密架]
[06/25 累華]
最新記事
最新トラックバック
バーコード
ブログ内検索
フリーエリア