瀬尾まいこさんのデビュー作。この方の著作を読むのは四冊目です。
なんだろう。
この人の文章には特有のほのぼのとした感じがあるというか、その話の中でとても重要なことであるはずなのに、「へぇ、そうなんだ」とすんなりと受け入れさせてしまうものがあります。
今回の話もそんな感じ。
育生と母である君子の関係は堅いものだけど、社会的に見ればそうじゃない。でも、お母さんは育生にあっさりと説明してそれを育生に納得させてしまう。読んでいるこちら側も「おお、そうなのか」と不思議と頷いてしまう。
瀬尾まいこさんのこういった不思議な感覚にさせる文章が好きなのかもしれません。
それにしても、育生と育子はつまり12歳も離れている兄妹なのかと思うと……なんだかすごい気がします。
この文庫のなかにはもうひとつ「7's blood」という話も入っていて、実は「卵の緒」よりそっちのほうが長い(笑。
これまた不思議な感じのお話です。
七子と七生の異母姉弟が二人で生活するというもので……視点が主軸の七子の気持ちの変化がよく描かれているような気がします。
なんだか変な空という描写が、実はあのことを暗示していたのかと気付いた時には描写の巧みさに驚きました。七子の微妙な感情の変化もあの場面でわかります。
家に瀬尾まいこさんのがもう一冊あるので、近々読みたいです。
なんだろう。
この人の文章には特有のほのぼのとした感じがあるというか、その話の中でとても重要なことであるはずなのに、「へぇ、そうなんだ」とすんなりと受け入れさせてしまうものがあります。
今回の話もそんな感じ。
育生と母である君子の関係は堅いものだけど、社会的に見ればそうじゃない。でも、お母さんは育生にあっさりと説明してそれを育生に納得させてしまう。読んでいるこちら側も「おお、そうなのか」と不思議と頷いてしまう。
瀬尾まいこさんのこういった不思議な感覚にさせる文章が好きなのかもしれません。
それにしても、育生と育子はつまり12歳も離れている兄妹なのかと思うと……なんだかすごい気がします。
この文庫のなかにはもうひとつ「7's blood」という話も入っていて、実は「卵の緒」よりそっちのほうが長い(笑。
これまた不思議な感じのお話です。
七子と七生の異母姉弟が二人で生活するというもので……視点が主軸の七子の気持ちの変化がよく描かれているような気がします。
なんだか変な空という描写が、実はあのことを暗示していたのかと気付いた時には描写の巧みさに驚きました。七子の微妙な感情の変化もあの場面でわかります。
家に瀬尾まいこさんのがもう一冊あるので、近々読みたいです。
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プロフィール
HN:
稿 累華
年齢:
34
HP:
性別:
女性
誕生日:
1990/10/06
職業:
大学生
趣味:
読書・執筆作業・芸術鑑賞
自己紹介:
現在都内の大学に通う大学一年生。一年の時点では教養課程なので専攻はないけど、二年になったら心理学コースに進む予定。
英語はそれなりに読んだり聞いたりして理解できるけど、喋るのはあまり得意ではなかったり。第二外国語ではフランス語、第三外国語ではラテン語を学習中。
将来的には作家になりたいので、創作の肥やしにするために色んなものを聞いたり見たり読んだりして経験値を増やそうと日々奮闘してます。
くわしいプロフィールは下のURLから。
http://pr2.cgiboy.com/S/2401908
英語はそれなりに読んだり聞いたりして理解できるけど、喋るのはあまり得意ではなかったり。第二外国語ではフランス語、第三外国語ではラテン語を学習中。
将来的には作家になりたいので、創作の肥やしにするために色んなものを聞いたり見たり読んだりして経験値を増やそうと日々奮闘してます。
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