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主に読書の感想にしか使ってないブログです。でも最近忙しすぎて読む暇が本当にない……。
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 「デルフィニア戦記」の最終巻をついさっき読み終わりました。
 なんていうか、感動だったり寂しかったり……とにかく、傑作だなと思いました。あれはすごいよ、本当に。日本のファンタジーの最高峰のひとつと言っても過言ではないと思う(十二国記はそれ以上かもしれないけど)。
 けれど、最終巻って何か悲しいですね。
 かと言って続編の「暁の天使達」を読む気もしませんし、ついでに言えば「王女グリンダ」も読む気がしません。

 私は「デルフィニア戦記」の続編が「王女グリンダ」だと思っていたんですが、実はキャラクターは同じだけれどストーリーは少し違うのだそうです。「デルフィニア戦記」で書かれていたグリンダ王女のストーリーと、「王女グリンダ」で書かれていたグリンダ王女のストーリーは違うとか。
 ファンならば、ストーリーが違えども読むんでしょうが、私は「デルフィニア戦記」という固体としてのストーリーを持ち続けたいので、読むのはやめておきます。気が向いたら、読むかもしれません。
 それから、「暁の天使達」ではデルフィニア勢が出て来ないのが悲しいので、読みたくないです、はい。特にティドン・ラモナ両騎士団長とか、女性陣だとか、もちろんウォルが出てこないのはものすごく悲しい。
 「デルフィニア戦記」のすごいところは、一人一人のキャラクターは個性的だけど、一人が欠けると「デルフィニア戦記」が崩れてしまうところだと思います。……説明になっていませんけど、あのキャラクター達があって「デルフィニア戦記」なんです。たとえば、普通のファンタジーだとこうもいかなくて、誰か一人欠けたぐらいで大丈夫だけれど、「デルフィニア戦記」には一人が欠けただけで「デルフィニア戦記」ではなくなる。だから、本当にすごいと思います。まだまだ未熟ながらも、その領域に自分も達してみたいと思います。

 思うに、作家が作る世界には限度がないと思います。それは小説という世界には限られないけれど、こうして毎日、本やらワードやらに向き合っていると切にそう思います。
 限界がないから、どこまでもまっすぐに進める、そんな気がするから、自分は作家になりたいのかなと思います。
 こんなことはきっと本当に作家になったら言えない気もするけれど、今はそう思うから、作家という道に進みたいと思います。

 どうも辛気臭い話でした。

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プロフィール
HN:
稿 累華
年齢:
34
性別:
女性
誕生日:
1990/10/06
職業:
大学生
趣味:
読書・執筆作業・芸術鑑賞
自己紹介:
現在都内の大学に通う大学一年生。一年の時点では教養課程なので専攻はないけど、二年になったら心理学コースに進む予定。
英語はそれなりに読んだり聞いたりして理解できるけど、喋るのはあまり得意ではなかったり。第二外国語ではフランス語、第三外国語ではラテン語を学習中。
将来的には作家になりたいので、創作の肥やしにするために色んなものを聞いたり見たり読んだりして経験値を増やそうと日々奮闘してます。

くわしいプロフィールは下のURLから。
http://pr2.cgiboy.com/S/2401908
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