十二国記ってやっぱりいいです。
私は、もちろん慶王である陽子は好きなんですが、供王と才王も好きなんですよ。
共に女王ですが。
それも一方は十二歳の女の子で、一方は相当なお年のご婦人で、両極端。
さらにいえば、性格も両極端です。
一方は口が悪くてハキハキした性格で、もう一方は温和で優しいっていう。
まあ、どちらもいいことを言っていたりするんですよねー。
十二国記中に出てる言葉で、
「責難は成事に非ず」
っていう言葉があるんですが、私が目指すべき言葉だと思います。
「人を非難し責めることは、何かを成す事ではない」
という意味です。
これはいろんなことに当てはまるなー、って思いです。
人って気がつかないところで、他人を責めてしまうし、非難をしてしまう。
だけど、非難したり責めたりすることで自分がどうにかなるわけではない。
何かを生み出すことでもない。
偉そうには言えないけど、私もそうだなー、と思います。
自分に自信がなくて、人のやる行いを否定していくことで自分を立たせようとする。
けれど、そうしていくうちに自分がもっと汚くなっていくのがわかって腹立たしくなって・・・・・・、そんな悪循環が続いたりする。
前よりはマシになったと自慢でもなく誇張でもなく、思います。
それでも、私は人を否定してしまうし、非難してしまうし、責めてしまう。
なんにもならないと知りながら、やってしまう自分が腹立たしくてくやしい。
自分に自信がなかったから、特に前はもっとすごかったと感じます。
今でも自信はないんですけれどね。(笑)
まあ、それでもだからといって自分を卑下していたら、鬱になってしまうから、このままの自分でいいんだ、て自分自身を認めてあげることも必要だと学びました。
かといって、悪いところは治さないといけないんですが。
人を非難してしまう、っていうところも、もちろんそうです。
つまりは、すべて適度にってことだと私は結論づけてます。
このブログを見て、もしかしたら、
「世の中そんな甘いもんじゃねえんだよ!」
とか思われるかもしれませんが。(笑)
それはそれで私はいいと思います。
「責難は~」という言葉からもそうですが、十二国記はいろいろなことを学べる本だと思います。
しかし、それに固執してばかりではいられないと思うので、程好く。
論語に、
「学びて思わざれば則ち罔し、思ひて学ばざれば則ち殆し」
なんていう言葉もあるぐらいですから。
「学ぶだけで考えることをしないのは本当にわかったことにはならないし、考えるだけで学ぶことをしないのも本当にわかったことにはならない」
そんな意味の言葉です。
(なんか今日のブログはこういうものばかりですなー)
ちょっと出すポイントを間違えているような気もするようで、ないような?
とにもかくにも、十二国記はいい本です。
そんじょそこらのライトノベルとは違う! と言い切れます。
あっ、一応言いますが、それでもライトノベルです。
ついで言っておけば、恋愛物を求めている人には合わない本なのでそこのところはご了承ください。
十二国記ネタで言うと、才王が言っている言葉で、
「生きるということは楽しいこと半分、つらいこと半分」
というのがありました。
なるほど、たしかにそうです。
それから、幸せについて彼女が言っていたことに、
「本当の幸せというのはその人が恵まれていることではなく、その人が幸せであろうという心なのです。その人が幸せであろうとする心がその人を幸せにするのです」
そんな言葉がありました。
そう思うように努力してます。――いや、これは努力することはないんですが。
自然となれればいいのになーって、思います。
考えてみれば、豊かだからといってその人が幸せなのかと言われると、それは違うなー、と。
たしかに、幸せな人もいるでしょうけど、そうじゃない人もいると思います。
それどころか、経済的に豊かだったりすると、反して人の心は貧しくなるものだと言えます。
お金には執着するし、人は蹴落とすし、人の悪口は言うし・・・・・・、あげるとたくさん出てきます。
そして、私もそんな中の一人だということがくやしいです。
よくテレビなどで、ストリートチルドレンやアジアの貧しい子供達の特集をやっていたりしますけど、飢えて可哀想だなー、とは思うけど、その痛みがわかるかと問われれば、正直わかりません。
なぜって、私には飢えてひもじい思いをしたことがないからです。喉が渇いて喘いだ経験もありません。
だから彼らの気持ちがわかってあげられない。
それがとてもくやしいです。
だったら、その分出された食事をすべて食べる、っていうことをすればいいのに、「嫌いだから食べたくない」っていう理由で残します。
それはつまり、頭ではわかっていても私自身体でわかっていないっていことなんです。
腹が立ちますよ、本当に。自分に対して怒りが沸いてきます。
これが豊かさ故の貧しさなのか、と思えます。
私はそれが嫌です。とても。
そして、日本は私のような人がたくさんごろついている。
なんて貧しい国なんでしょう。他国から嘆かれても仕方がありません。
私はだから自分を変えたいんですが・・・・・・、いつまで経っても変わらない自分に苛立ちを覚えてます。
マザー・テレサの伝記の中に、あるお話があります。
マザーが飢え苦しむ人の家に穀物を持って行ったとき、その家の人は少ない穀物を半分にして隣の家の飢え苦しむ人に持っていった、と。
「貧しい人ほど本当の心の豊かさがある」とマザーは言ったそうです。
・・・・・・感動を覚えた話でした。
どうしてこうも世の中は矛盾があるんでしょう。
短い年月を生きた私にはわかりません。
私はそれを追及したい。
どうしてなんでしょうか・・・・・・?
さて、話が長くなりそうなのでここで中断します。
ここまで私の抱負を読んでいただきありがとうございます。
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英語はそれなりに読んだり聞いたりして理解できるけど、喋るのはあまり得意ではなかったり。第二外国語ではフランス語、第三外国語ではラテン語を学習中。
将来的には作家になりたいので、創作の肥やしにするために色んなものを聞いたり見たり読んだりして経験値を増やそうと日々奮闘してます。
くわしいプロフィールは下のURLから。
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