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主に読書の感想にしか使ってないブログです。でも最近忙しすぎて読む暇が本当にない……。
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 只今、家に帰りました。
 疲れましたけど、日記。


 オペラシティ・・・・・・というか、新国立劇場へ行きました。
 座席はなんと前から三列目です。端っこのほうだったんですが、それでも後ろより良かったです。
 始まる前までそわそわしてました。
 プログラムが配られて、期待してるロパートキナが二回も出ることに驚いてました。

 そして、いよいよ開演。
 私達が見るプログラムは、Aプログラムだったので、第一部はボリショイからスタートでした。
 「エスメラルダ」「マグリットマニア」「海賊」「ジゼル」「ファラオの娘」「パリの炎」を各約十分ずつで、ほとんどが有名なパ・ド・ドゥでした。
 エスメラルダのソロの部分なんかは、タンバリン(らしきもの)を使って踊ってたんですが、あの有名な曲がエスメラルダの曲なんだーと思いながら見てました。
 で、私が第一部で一番良かったのが、「マグリットマニア」で、これはデュエットでした。
 女の人は赤いドレスで、男の人が・・・・・・うーん、イギリスの紳士みたいな格好でした。(意味不明
 モダンバレエなのか、普通のクラシックバレエとは違い、面白い振り付けで見ていて楽しかったです。終わった直後、母親の隣の人が「ブラボー!」と叫んでました。
 近くで声をあげられて、びびりました。
 「海賊」「ジゼル」の両方で女性のソロが終わると、今度は近くの男性が「ブラボー!」と叫ぶ。なぜ、女性だけなんだろうとか思いつつ、やっぱり綺麗だなーと感心し、拍手。
 「ファラオの娘」で男性役をやっていたのが、あのセルゲイ・フィーリンだったのに驚きました。
 ザハーロワの「ファラオの娘」で相手役だった人なんですけど、これがかっこいいんですよー。(はいはい
 ボリショイらしい踊りでしたよ。
 でも、それ以上にボリショイらしくダイナミックだったのが「パリの炎」で出演していた男性・・・・・・えーっと、イワン・ワシーリエフという人です。
 ジャンプがすごいですよ!
 転ぶんじゃないかってぐらい、空中ですごい体勢を取って着地、というのを何回も繰り返していました。それもジャンプの高さが半端じゃない。
 軽く2メートルはジャンプしてましたよ、あの人。
 人間の領域を超えてましたもん。
 とにかく、ダイナミックダイナミックでした。

 休憩を挟んで、第二部。マリンスキー勢のお出ましです。
 やはりほとんどがパ・ド・ドゥでした。
 トップはなんと「ばらの精」・・・・・・、えーっとえーっと、イーゴリ・コールプでした。
 女性の名前は、イリーナ・ゴールプ。女性と男性の名前がややこしい。
 曲は華やかな、それこそ「ばら」の雰囲気の曲なんですけど、なにゆえ、ばらの精が男性なんだろう、といつものように思いました。
 それもほとんど全身タイツで色はピンク頭にはバラの花がたくさん・・・・・・。
 服装だけは無視しようと思って、そのまま踊りを見続けました。感想をいえば、素晴らしかったですよ。
 その後の「サタネラ」は知らないバレエだったんですが、明るい感じでした。
 そして、次ですよっ! 次っ!!
 「3つのグノシエンヌ」にウリヤーナ・ロパートキナが出たんですっ!
 相手役の男性と共に、モダン・バレエ(だと思う)を踊っていたんですが、ちょっちょちょちょっ!!!!!(落ち着け
 素晴らしすぎなんですがっ!
 目から鱗ものです。
 なんていうか、どうしてあんな姿勢を長時間保ち、おまけに一瞬たりともぶれずに、美しいのかという疑問が頭を奔走。
 パーフェクティズムですよ!(そんな単語あるのかしら
 曲はエリック・サティの有名な曲だったんですが、もはや踊りが曲そのもの。
 Wonderful!ですよ。
 とにかく、すごすぎでした。
 その後は、「エスメラルダ」のディアナとアクテオンのパ・ド・ドゥ。
 アクテオン役の男性の格好がターザンみたいでした。
 「グラン・パ・クラシック」では、テリョーシキナが出演していました。なんというか踊りがキリっとしているんです。ガムザッティにぴったりだなーとか思っていたら、母親が見た「ラ・バヤデール」でガムザッティの役をやってました。(笑)
 次が「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」。
 女性はアリーナ・ソーモワ。男性はアンドリアン・ファジェーエフ
 ソーモワはこの間、マリンスキーが来た時に見た「海賊」でヒロインであるメドゥーラを踊っていた人です。その時に見た可憐さは、現在も変わっていませんでした。
 つまりをいうと、ソーモワを見るのは二度目です。
 チャイコフスキー・パ・ド・ドゥは、なぜか黒鳥の踊りがはじめに少しだけ入るという・・・・・・(白鳥の湖の作曲者がチャイコフスキーだから)。
 その後に、それぞれ男性と女性がソロを踊るんです。
 ソーモワが踊ったソロは、DVDでヴィシニョーワが踊っていたんですけど、比べてはいけませんね。はい。
 上の上でも次元が違う人は違うみたいです。
 それでも、ソーモワの可愛らしさがとても曲に合っていて良かったです。
 そして、ぐふふふふふふふふふふふふ。
 二度目のロパートキナ登場っ!
 カミーユ・サン=サーンスの有名な曲に載せた「瀕死の白鳥」です。白鳥が死ぬまでの踊りだから、瀕死の白鳥。
 まず、曲が始まってからの登場の仕方からいって、とても幻想的でした。
 さっきのグノシエンヌとは違ったロパートキナの雰囲気。まさに、空気から白鳥でした。
 一つ一つの動作がBeautiful。
 瀕死の白鳥が今にも死にそうになって、悶える時のあの体の動き
 もはや人間とは呼べません。白鳥そのもの。
 手の動かし方、表情、足の運び・・・・・・すべてが瀕死の白鳥なんです。
 もう命がわずかで、私は死にそうで、けれどああ生きたい・・・・・・。
 そんな気持ちが踊りから伝わってくるようでした。
 そうして最後には、命を遂げる。
 What a beautiful dance!
 
終わったあとなんか呆然としちゃいました。美しすぎて。
 アンコールの時は必死で手を打ち鳴らしました。
 ロパートキナだけは、なんとアンコールが三回もありました。
 やっぱ格が違うんだなー、と確信しました。
 さて、フィニッシュを飾るのはかの有名な「ドン・キホーテ」のグラン・パ・ド・ドゥ。
 バジル役の男性、サラファーノフの踊りが良かったです。
 ただ、キトリはどうしてもアナニアシヴィリと比べてしまい、うーむって感じました。でも、やはり技術はすばらしかった...

 第二部が終わるとフィナーレ。
 いきなり全員が出てきて、それぞれの一番の踊りを見せていくというものでした。
 ロパートキナの着替えの早さに驚いてました。
 だって、瀕死の白鳥の姿からグノシエンヌの服装に戻っているんです。
 わずか十分の間に、すごいとか思いました。
 ――フィナーレでは、なんとダンサーが観客席に手を振ってました。
 いつもの挨拶ではなく、拍手だったので新鮮でした。
 
 とにもかくにも、二万いくら出した甲斐が十分あるバレエでした。
 すばらしかったです。
 本当に。
 夢のようでした。
 もう一度見たいですね。
 まだ、頭の中は夢現です。
 宿題が終わってないことなんて、スリップ状態です。ちゃんと終わらせますよ、わかってます。
 11月には、修学旅行から帰ってすぐにザハーロワの「椿姫」です。
 いよいよ本物が見れます。これも楽しみ。

 実物のロパートキナが見れて、良かった・・・・・・。
 今なら死んでもいい。
 えーっと、月曜日いきなりバレエのことを語りだしたらすみません。

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HN:
稿 累華
年齢:
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性別:
女性
誕生日:
1990/10/06
職業:
大学生
趣味:
読書・執筆作業・芸術鑑賞
自己紹介:
現在都内の大学に通う大学一年生。一年の時点では教養課程なので専攻はないけど、二年になったら心理学コースに進む予定。
英語はそれなりに読んだり聞いたりして理解できるけど、喋るのはあまり得意ではなかったり。第二外国語ではフランス語、第三外国語ではラテン語を学習中。
将来的には作家になりたいので、創作の肥やしにするために色んなものを聞いたり見たり読んだりして経験値を増やそうと日々奮闘してます。

くわしいプロフィールは下のURLから。
http://pr2.cgiboy.com/S/2401908
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